離乳食初期の甘くてトロトロにんじんペーストを作るには?ブレンダー失敗談も
離乳食の始め方として一般的な方法は、
最初に10倍がゆ(おかゆ)を与え、
1週間ほど試して問題がなければ、翌週から芋や野菜のペーストを与えてきます。
我が家も、開始1週間後に人参ペーストを始めました。
ですが、最初は苦味が出て、ざらっとした感触になってしまいうまくいきませんでした。
人参を甘くてトロトロにし食べやすくしたいと、色々な方法を試してみたので紹介していきます。
- 最初は失敗!離乳食教室で習った人参ペーストが苦くて不味い!
- 人参を甘くする方法1:人参の切り方を変えてみる → 失敗
- 人参を甘くする方法2:人参自体を変えてみる → 成功
- 人参を甘くする方法3:人参を茹でる鍋を変えてみる → 成功
- 人参をトロトロにする方法:しっかり茹でて、ブレンダーは使わない
- 番外編)甘〜い人参ペーストを買ってみる
- まとめ 離乳食初期の美味しい人参・野菜ペーストで、野菜好きに
最初は失敗!離乳食教室で習った人参ペーストが苦くて不味い!
生後5ヶ月頃に、住んでいる行政区の役所で開催された離乳食教室に参加しました。
そこで離乳食初期の人参ペーストの作り方を教えてもらったので、最初はその方法で作りました。
「人参を大きめに切り、鍋で20分程茹でる。その後、”濾し網”で濾す。」という方法でした。
が、作ってビックリ・・・。
エグミが出て苦いし、ざらっとした食感になってしまい、
大人が食べても全く美味しくありませんでした。
そこで、別の方法を色々と試してみることにしました。
人参を甘くする方法1:人参の切り方を変えてみる → 失敗
改善策として最初に試したのは、人参の”切り方”を変えることです。
離乳食教室で習った方法は、"大きめに切って茹でる” でしたが、
人参に火が通り柔らかくなるまでに時間がかかりました。
長く茹でることにより、栄養素なども抜けてしまうのでは?という疑念もあり、
大きめではなく”細かめ”にしてみることにしました。
大人のお味噌汁などの汁物に入れるくらいの、輪切り〜半月切りです。
結果は・・・。失敗。
大きめに切った時よりも茹で時間は短縮され、
濾し網で濾した後の食感はマシになりましたが、
エグミが出て苦味が強いのは変わりませんでした。
人参を甘くする方法2:人参自体を変えてみる → 成功
次に試したのは、素材である”人参”自体を変えてみることでした。
近所のスーパーで購入した人参を使っていましたが、
一向に甘くならず、色々と検索をしたいたところ
たまたま、「あま〜い人参」を謳っているらでぃっしゅぼーやの広告を目にしました。
半信半疑ながらも、その人参が含まれるお試しセットは送料込みで1980円と手頃だったことから、注文してみました。
↓人参が含まれる注文したお試しセット↓
甘みを凝縮したと言う人参、届いてすぐ、まずは私と主人で食べてみました。
調味料を一切使わず、オリーブオイルを引いたフライパンで焼くだけの”人参ステーキ”にして食べてみたのですが・・・
驚くほど甘くて美味しい!
この人参なら茹でても甘くて美味しくなるのでは、と思い
前述した”方法1”のやり方で茹でてみました。
出来上がりは思った通り、甘くて美味しい!
娘に与えてみたところ、それまでの人参の食べ方とは全く違い、パクパクと食べてくれました。
ということで、人参を変えてみる方法は無事成功!
その後も我が家では継続してらでぃしゅぼーやを利用しています。
スーパーで野菜を買うと、
たまに、美味しくなかったり中が腐っていたりと”失敗”することがありますが
らでぃっしゅぼーやではそうしたハズレは今の所ありません。
味覚が敏感な時期に食べさせたい野菜が手軽に手に入るので
気に入っています。
ちなみにらでぃっしゅぼーや の食材宅配サービスには、
「ベビー特典」があり、
妊娠期間中もしくは3歳未満の子どもがいる場合、
最大36ヶ月(156週間)配送料を無料にしてくれるので使いやすくおすすめです。
お試しセットは、その後の解約等も必要ないので、気軽に試せます。
人参を甘くする方法3:人参を茹でる鍋を変えてみる → 成功
人参自体を変えることで、甘い人参ペースト作りに成功しましたが、
人参自体を変えなくても、甘くなる方法も見つけました。
それは鍋を変えることです。
もともとは、離乳食専用に購入したニトリのミルクパン(小鍋)を使用して、人参を茹でていましたが、ある日偶然別の鍋を使ったところ、
近所のスーパーの人参でもパクパク食べてくれるようになりました。
その別の鍋は、ル・クルーゼココット・ロンド 20 cmです。
この鍋は、主人が結婚前から持っていたもので、私はほとんど使ったことがありませんでした。
が、たまたまコンロの上に出してあったので使ってみようという気になりました。
使ってみて、ビックリ!
茹で方はミルクパンの時と大きくは変わりませんが、
人参が驚くほど甘く茹で上がりました。
使った人参自体は、普通の、近所のスーパーの人参です。
具体的な茹で方としては、
人参を7~8mm程度の輪切りにし、切った人参を鍋に並べ、被るくらいの水を入れます。
あとは蓋をして、火にかけ、柔らかくなるのを待つだけ。
柔らかくなる前に水分が無くなってしまったら、水を追加して様子を見ます。
今まで、「鍋=焦げ付かなければOK!」としか考えず、
鍋にこだわったことがなかったので知りませんでしたが、
ル・クルーゼのような鋳物鍋(いものなべ)だと
野菜にゆっくりと熱が伝わるそうです。
そのため、うまみが増しておいしさが引き立つそう。
反対に、ミルクパンのような薄い鍋の場合、圧力がかからず、
人参の旨味が全て茹で汁に出てしまうようです。
メジャーな鋳物鍋は、ル・クルーゼのほか、ストウブ、バーミキュラなどがあります。
いずれも値段が高いのがネックではありますが、
鍋の直径サイズを小くすると値段も安くなりますので、
小さめの鋳物鍋を買う手もありますし、
そもそも鋳物鍋ではなく、手頃な値段の無水鍋や圧力鍋を買う方法もあります。
我が家では、離乳食後期ごろからは、ジオプロダクトの片手鍋で野菜を茹でました。
こちらも鋳物鍋に比べると手頃な値段なのでおすすめです。
*こちらもご参考に
何れにせよ、離乳食作りで美味しい野菜を与えるには、鍋は必須アイテムです!
離乳食作りの本や、サイトもたくさん読みましたが、
鍋が必要とはどこにも書いていないのが意外なくらいです。
(実際に作っていない人が書いているのかな、と思いました。)
後になって知りましたが、保育園の調理師をしている方も
「離乳食グッズで揃えるべきは鍋だ!」
と言うそうです。そのくらい、鍋は重要です。
私も最初から知っていれば苦労しなかったのに・・・と悔しさもあります。(笑)
人参をトロトロにする方法:しっかり茹でて、ブレンダーは使わない
多くのサイトや離乳食本では、茹でた後は「ブレンダーで潰す」と書いてあったため、我が家でも最初の頃はブレンダーを使いました。
が、、特に離乳食初期は作る分量が少ないため、ブレンダーではほぼ空回りしてしまい全く潰れませんでした。
歯の回転の勢いはあるため、人参が飛び散るし、洗い物ばかりが増え、散々なことに。
最終的には、すり鉢・すり棒・濾し網を使うことがほとんどでした。
人参の場合は、上述した3つの方法を使ってしっかり茹でておけば、すり鉢・すり棒・濾し網の3点セットですんなりと綺麗なペーストになります。
大事なのは茹で方だなと思いました。
ちなみにブレンダーは中期になり、量が増えてきたタイミングで何度か使うこともありましたが、数回程度でした。
離乳食作りにおいて、ブレンダーはなくても問題ないと思います。
番外編)甘〜い人参ペーストを買ってみる
最後に、番外編として紹介するのは、
「甘い人参ペーストを買ってしまう」方法です。
自分で作れないのならば、手っ取り早く買ってしまおう
という、ちょっとズルい方法ですね。
我が家では、「カインデスト」と「パルシステム」の人参ペーストを試したので
紹介します。
カインデスト(the kindest)
安全性にこだわったベビーフードで近年人気のカインデストから
生後5ヶ月頃からOKの食材として、人参ピューレが販売されています。
人参ピューレは、Webサイトだと5個セットでの購入になりますが
アカチャンホンポの店頭だとバラ売りで買えるので、
我が家ではアカチャンホンポで買って試しました。
味自体は美味しく、50g入りで残りを冷凍保存することもできます。
が、問題は値段です。
1パックあたり約 750円程と、かなり高額な商品です。
我が家ではこれを普段使いできるようなお財布事情ではないため、
購入したのは1度きりになりました。
にんじんのピューレ/5パウチ | カインデスト/the kindest 公式オンラインショップ|最高の離乳食体験を
パルシステム → おすすめ
首都圏を中心にサービス提供する生活協同組合のパルシステムでも
離乳食向けの食材が販売されています。
野菜のペーストも何種類かあり、その中に裏ごしされた
人参ペーストがあります。
パルシステムの人参ペーストは、1パックに22g程のキューブが15個入っていて
お値段も300円程度です。
冷凍された状態で届くため、保存はそのまま冷凍庫でOK。
賞味期限は365日と日持ちもするので、
少量しか食べない離乳食初期にも便利です。
初期は1キューブの半分くらいの量を一度に与えていましたが、
スジや繊維がなくて、すごく甘い!
美味しいので、これを食べたら普通の人参ペーストは食べられなくなりそうな程です。
逆に心配になるくらいでした。
我が家では、時間のないときに使用したり、
その後離乳食が進んでからも、他の食材と合わせて与えたりと
大活躍しました。
パルシステムの離乳食食材のおすすめはこちらの記事でも紹介しています。
まとめ 離乳食初期の美味しい人参・野菜ペーストで、野菜好きに
いかがでしたでしょうか。
我が家の人参ペースト作りは最初うまくいきませんでしたが、
娘に野菜嫌いになって欲しくなかったので、色々な方法を試しました。
苦労しましたが、そのおかげか、
1歳を過ぎた今、野菜はパクパク食べてくれます。
大好物は人参のスティックというくらい、人参が大好きです。
最後に紹介した「甘い人参ペーストを買う」という方法も、全然良いと思います。
ご家庭にあった方法で、赤ちゃんが美味しく野菜を食べてくれますように!